『映像研には手を出すな』ロケ地!“地下神殿”を1000円で体験
映画『翔んで埼玉』のロケ地、そして直近では乃木坂46の齋藤飛鳥さん、山下美月さん、梅澤美波さんが主演の『映像研には手を出すな』のロケ地にもなった、春日部にある地下神殿こと「首都圏外郭放水路」に行ってきました♪
『翔んで埼玉』といえば埼玉県民が笑える自虐ネタが詰まった、GACKTさん・二階堂ふみさん主演の大ヒット映画ですよね!埼玉県民が都民からディスられたり、埼玉あるあるの“大宮vs浦和”ネタがあったりと話題になりました。初の地上波放送しました☆※『飛んで埼玉』と間違いがちですが、正しくは『翔んで埼玉』
さて本題です!地下神殿こと「首都圏外郭放水路」が、誰でもたった1000円で見学できることをご存知ですか?(^^)首都圏外郭放水路とは、地下50メートルを流れる世界最大級の地下放水路です。
春日部の地下神殿と言えば、飛んで埼玉の衝撃のラストシーンが撮影された建物だよね!
そうそう、埼玉開放戦線が集まって「世界埼玉化計画」が発表された建物!この地下神殿は“埼玉のパルテノン神殿”なんて言われるらしいよ(笑)
今回は、そんな話題の地下神殿を体験レポートしたいと思います!
目次
地下神殿「首都圏外郭放水路」の基本情報
- 住所
- 埼玉県春日部市上金崎720
- 会館時間
- 10:00~16:00 ※見学会の最終終了時間は17:00
- 定休日
- 見学会は毎日開催 ※点検等で休止あり
- 駐車場
- 30台ほど(無料)
- 最寄駅
- 東武野田線「南桜井駅北口」からバス
- 予約方法
- 電話orウェブサイト
- 電話番号
- 048-747-0281(見学会予約番号)
翔んで埼玉で話題の“地下神殿”の正体は?
正式名称は「首都圏外郭放水路」
首都圏外郭放水路とは、ひと言でいうと洪水対策用の施設です。中川、倉松川、大落合利根川などの小さな河川は大雨で洪水になりやすいため、洪水を地下に取り込んで大きな江戸川へ流す役割をしています。
地下50メートル・全長6.3キロものトンネルを建設したこの放水路は、世界最大級の地下放水路なんだそう。記憶に新しい、2019年10月の台風19号の大雨のときには、流域に降った雨の約3割を排出するなど、水害を抑えることに貢献しました。
年間だと平均7回ほど稼働しているそうですが、私たちの知らないところで洪水被害を防いでくれていたんですね!
埼玉のパルテノン神殿!?巨大な調圧水槽
地下神殿のシンボルと言えるのが、巨大な柱がいくつもそびえ立つ“調圧水槽”の風景。
まるでギリシャのパルテノン神殿と言われるそうです(^^;)柱1本が長さ7メートル・幅2メートル・高さ18メートルもあり、その大きさは間近で見ると怖いくらい迫力があります。
この巨大な調圧水槽自体が水の浮力で浮いてしまわないように、大きな柱で天井を支える必要があるんですって。
地下神殿の見学会について
地下神殿地下神殿こと首都圏外郭放水路では、見学会を毎日開催しています!学校や団体、個人でも申し込みが可能です。翔んで埼玉で地下神殿を知って興味を持った方はぜひ参加してみてください。
1000円で体験できる見学会あり!コースは3種類
今回、私たちが申し込んだのは参加費1,000円の『気軽に参加できる!地下神殿コース』です(^o^)見学会は全部で3種類あり、ほかに2,500円と3,000円のコースがあります。
①気軽に参加できる!地下神殿コース 他のコースに比べて開催数が多く、ほぼ毎日行われている地下神殿コース。地下神殿「調圧水槽」と巨大竪穴「第1立坑」を見ることができます。見学時間も3コース内で最も短く、初めての方も気軽に参加できます。定員数が多いので団体にもおすすめ。
定員:50名 見学時間:60分 参加料金:1,000円
②迫力満点!立坑体験コース 地下神殿=調圧水槽には「第1立坑」という縦長の坑道を通って洪水が取り込まれるのですが、その立坑を見学できるのがこのコース!作業員用通路を通り、70メートルの深さを見下ろしながら階段の途中まで降りることができます。※ハーネスとヘルメット着用
定員:20名 見学時間:100分 参加料金:3000円
③深部を探る!ポンプ堪能コース 首都圏外郭放水路の要と言えるのが巨大な4つの排水ポンプ。このポンプ室の見学や、特別公開のガスタービン部分を見学できるのがこのコース。メカ好きにピッタリです。ただしポンプや施設稼働時には見学できないので注意。
定員:20名 見学時間:100分 参加料金:2,500円
ちなみに②と③は地下神殿コースに比べて開催数が少ないので早めの予約をおすすめします。
見学会の主な注意点
注意点安全面や衛生面などの観点から、いくつか注意点があります。
・小学校入学前の子どもは参加不可(保護者同伴でもNG)。中学生以下の参加者は成年者(小中学生5名につき1名)の同伴が必要 ・地下への見学はエレベーター等なし。約100段の階段の昇降があり、自力で昇降できない方は参加不可 ・ヒールや歩きにくい服装での見学は不可。ズボン&スニーカー推奨 ・床が濡れていることがあるため汚れてもよい服装推奨 ・ペット同伴NG ・飲酒している方の見学不可 もっと詳しく注意点を知りたい方はコチラ
地下神殿の見学会の予約方法
個人と団体では予約方法が異なります。ここでは個人予約について紹介しますね(^^)
予約サイトから簡単に申し込める
予約はウェブサイトのフォームから24時間、簡単に申し込めます。電話予約も可能ですが、窓口の受付時間が16:30までと早めなのと、支払い方法が現金払いに限られてしまうので個人的にはウェブがおすすめ。予約ページはコチラ
参加料金の支払い方法は2つ
参加費の支払いは、クレジットカードor現金です。
①クレジットカード決済 ウェブ申し込みの方限定。申し込み完了後、支払画面で必要事項を入力し決済手続き。
②現金 当日支払いの場合は現金のみなので注意です!ウェブ申し込みの方も現金払いを選べます。
キャンセル料発生に注意!
見学会参加日の2日前からキャンセル料金100%負担になってしまうので注意してください。ウェブ予約の場合は、見学会参加日3日前までは予約サイトから変更・キャンセルできます。電話予約の場合はTEL.048-747-0281まで問い合わせてください。
首都圏外郭放水路のアクセス
参加費1000円!春日部の地下神殿を体験レポ(動画あり)
首都圏外郭放水路春日部市上金崎を目指して車を走らせていると、地下神殿の大きな看板が目に入ってきました!
「首都圏外郭放水路」がある敷地に到着!やはり施設自体も大きく、開けた場所にあるのですぐに分かりました。
この青い看板が入口の目印です!どうやらこの「龍Q館」で見学の受付ができるみたい。
「龍Q館」は、この建物内にあります。この建物は「庄和排水機場」といい、地下には首都圏外郭放水路の心臓部と言える排水ポンプが眠っています!(^^)
ではいざ「龍Q館」へ!館内には、首都圏外郭放水路の機能や役割を教えてくれる掲示物がたくさん。江戸川の歴史や自然環境なども学べますよ☆
↑見学受付のある2階に向かうと、テレビやMV撮影で訪れた芸能人のサインがズラリ!!福山雅治さん、ロンブー淳さん、綾野剛さん、桐谷美玲さんなど挙げたらキリがありません。
もちろん!翔んで埼玉のポスターもありました~~~(^o^)二階堂ふみさん達もココに来たと思うと嬉しい。
芸能人のサインが並んだ2階の廊下を奥に進んでいくと、見学会の受付ができるカウンターがありました。この部屋には各施設の模型や江戸川の歴史などが掲示されており、見ていると面白くて時間を忘れてしまいます。
↑例えばこちらのガスタービン模型。メカ好きな方にはたまらないかもしれませんね(^o^)この施設のガスタービンは航空機用に開発されたものが基になっているため、騒音や振動が小さいのが特徴なんですって。
↑おっこれは地下神殿を含めた立坑~排水ポンプまでの一連の流れが分かる模型。巨大と言われている地下神殿に対し、もっと巨大な立坑。立坑も見学できるらしいから、いつか行ってみたい・・・!
そろそろ受付を済ませなきゃ!ということでカウンターへGO。受付で名前を伝え、参加料金ひとり1,000円支払います。その後注意点をいくつか聞いて完了です。見学開始5分前には1階のロビーに集合とのこと。地下神殿のステッカーとカードをもらいました(^o^)笑 ※赤いのは参加証で、見学会では首から下げて参加します
カウンターの近くには無料ロッカーもあります!地下神殿コースは100段の階段の往復があるので、両手を手ぶらにするのがいいでしょう。
↑こちらはスタッフさんお勧めの「洪水擬似体験ARアプリ」。地下神殿こと調圧水槽に行った際、水槽内に水が流入してくるのを疑似体験できるんですって・・・!私たちは今回、時間ぎりぎりで断念しましたが、興味がある方はぜひダウンロードして見学に行ってみてください☆
1階ロビーに着くと参加者がたくさん集まっていました!平日の14時の回で、参加者は14名ほどもいました。平日でこの人気ぶりだと土日は人が多そう。
外国の方も参加しているね!龍Q館には海外語訳されている掲示物やパンフレットも多いし、地下神殿は世界的に注目されているらしい♪
地下神殿に行く前に、ガイドさんが施設の概要を教えてくれます。今いる龍Q館の地下=排水機場には、サンシャイン60ビル1杯ぶんの水を溜めることができるとか。今まで1度の台風で東京ドーム15杯ぶんの水を4日かけて排水したとか。自分たちの知らないところで色々起こっているんだなぁ・・・
10分ほど説明を受けた後、外を200メートルほど歩いて地下神殿へ向かいます!ちと歩きますが、施設が巨大なので仕方ないですね(^^)地下神殿の地上部分は多目的グラウンドになっており、この脇道を通って向かいます。
着きました!地下神殿へ向かう入口扉です。この階段の先には、いよいよ地下神殿\( ˆoˆ )/安全のため、階段の昇降中は写真・動画の撮影NGです。階段をトコトコ降りていくと・・・
神殿地下神殿に、ととと到着~!!!ぬの彦の身長と、周りの柱の高さのギャップがお分かりいただけますでしょうか??想像以上のスケールに少しぞっとしてしまいました。(巨大物恐怖症)
地下特有の湿っぽいにおいを感じます!あと、写真に水たまりが写っているのがお分かりですか?事前の注意事項にもあった通り、汚れてもよい服装をおすすめします☆(特に靴)
↑地下神殿の見学範囲は黄色いロープの内側まで、など5分ほど注意事項を聞いた後は、いよいよ10分間の自由時間です\(^o^)/写真も取り放題です。
地下神殿を支える柱地下神殿を支える柱は1本あたり500トン!もはやピンと来ません。長さ7メートル・幅2メートル・高さ18メートルという巨大な柱が全59本もあるなんて、壮大すぎる。
地下神殿内の動画
地下神殿の柱の逆サイドには、第一立坑が見えます!直径30メートル、深さなんと70メートル。この第一立坑から水が流れこんで来て調圧水槽に溜まり、さらにその水が奥の排水ポンプへ流れるんですね。
↑第一立坑をアップにするとこんな感じ。スペースシャトルや自由の女神がすっぽり入るサイズだとか。
ディズニーのシンデレラ城とタワーオブテラーもすっぽり入るらしい!
正直地下神殿目当てで来ましたが、第一立坑を見たらこっちも近くで見てみたくなります!><
見学したり写真を撮りまくっていたら、10分の自由時間は本当にあっという間に終わってしまいました。゚( ゚^∀^゚)゚。そして100段の階段の登りが待っています・・・ドキドキ。
階段、けっこう、しんどいかったですです(ハァハァ)。前後の人のペースが速いと更に辛い。どうか焦らず無理せず登ってください。
階段を登り終え、息を整えたら近くの第一立坑へ向かいます!
いざ潜入!狭いので一列になって入っていきます。
くの字に曲がった狭い通路を一列に並んだ先には・・・
↑緑のネットが張られた見学スペースが!!ガイドさんの説明通り、かなり狭めです。2人が限界。しゃがむと調圧水槽も少し見えるみたいですよ。写真撮影はカメラ落下に注意です!
下を見下ろすと、あら!?なにやら作業中らしく、奥に少し見える立坑は少ししか見えません(笑)なんと立坑の手すりは現在工事中でした。※施設は毎日開放されているので、こういう日もあります
↑ブレていて申し訳ないです。よくわかりませんよね。でも実際に見てみてもよく分からなかった(^^;)しかも後ろに人が並んでいるためじっくり見られなかったのが残念。じっくり見たい方はぜひ立坑体験コースをおすすめします。立坑の周りを一周し、80段の階段を降りることができるそうですよ。
外に出たら見学会は終了です!あっという間だったけど、これが1000円はかなりお得では?
そうだね!「地下神殿の雰囲気を体験してみたい」という方にはとってもおすすめのコース!だけど、じっくり見たい人や「せっかく春日部まで行くから」という人は他のコースも検討してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました。